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坐骨神経痛と言われて気を付けてほしい事
- 2016年12月02日
腰痛患者さんによく報告して頂くのですが、「私、坐骨神経痛と言われたのです」というご報告。とてもありがたいのですが、もし整形外科で言われたのであればお気をつけ頂きたいことがあります。
いえ、整形外科以外で言われたらもっと気を付けて頂きたいのですが…。
それは「病名ではないし、症状の一つで原因ではない」という事。
症状とは『身体に出てきた不都合な事』なので、要約すると「坐骨神経痛ですね」→「腰が痛いんですね」をもう少し詳しく言っただけ、なのです。
それの原因は何か、改善にはどうすれば良いかに一切触れていません。そして続く言葉が「もう少し様子観てみましょうか」というつれないお言葉。
この痛みをなんとかしたいのに向けられた言葉がほぼ放っておきましょうと同じ意味と湿布ではせっかくの時間を割いて行った努力は報われません。
早々にセカンドオピニオンをオススメいたします。
座骨神経に限った事ではないのですが、私が思う良い診療は原因、手当て、予防を含めて説明してくれることだと思います。これは医師に限らず施術者として説明できないのではまずいと思うからです。勿論、画像などではわからない場合が多々あります。ただそれはよくある事なので、それこそ他の可能性を追求する姿勢は失ってはいけないと思います。
少し脱線しましたが、「坐骨神経痛と言われた」際はくれぐれもその一歩先まで質問して、理解が難しければセカンドオピニオンも考える。
診療・施術を受ける際はなんとなく頭に入れてもらえると納得できる回答を頂けるのではと思います。