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秋深き 私は灸を する人ぞ
- 2016年10月10日
空気が乾燥してきましたね。
皆さんはお風邪などでお体を痛めていませんでしょうか。
風邪と言う言葉は古く中国で風に乗ってくる邪(よこしま)が呼吸と共に体へ入ってくる事から風の邪と書くようになったそうです。
なので風の強い時期は特に警戒が必要です。秋はその中でも乾燥と関東平野では強風を連れてくるので心配の過ぎる事は無いでしょう。
そんな風に負けない為にしておくといいのが胸部のお灸、とりわけ壇中、肺兪などは呼吸器に良いとされるツボです。心臓の前に位置する壇中と背中の肺の頂点近くで触れる肺兪はストレスや自律神経にも効果ありと言われています。
少し前にバストアップに効くと噂されたツボですが女性ホルモンと自律神経が密接な関係があるのでそう言われていたのかもしれません。
因みに壇中はお灸が良いのですが口や鼻の真下なので煙でむせる可能性もあります。
今は煙のないお灸等もあるので色々工夫してみるといいと思います。
風邪はひいてからより予防が何より効果的です。くれぐれもご自愛くださいませ。
壇中 胸の谷間上、鳩尾から指を寝かせて3本分ほどの辺り、押して骨にひびく痛みが出る場所。
肺兪 首を下に向けた時に出る大きい背骨(首と背中の付け根)を中心に4時と8時の方向に指2本分の所、根の深そうなコリのある所を目安にする。
松尾芭蕉先生 すみません