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オシャレに無頓着な自分が書くのもおこがましいですが
- 2016年07月09日
ヒールについて
今回はプロレスの悪役のことじゃないですよ?
かかとの話題をお届けします。
ハイヒール、定義としては7センチ以上の物を言うそうですが目的は脚線美の美しさを際立たせるためです。発祥は1600年代のフランスと言われていますが当時は下水設備が無い所為で町に散乱していた汚物をよける為つま先立ちをしていた所、かかとに添え付けを装着したのが始まりと言うのは割と有名な話。(香水もおんなじ理由ですね)
その後ルイ14世の時代を経てファッション性に優れた形状が今現在も不動の人気を誇っています。
さて、ファッションに欠かせないヒールですが、健康面ではどうなのでしょう。
結論から言うと勿論、体にいいとは言えません。理由は「そう進化してきていないから」と言うのが妥当でしょうか。実は馬や鳥はかかとが地面についていません。速く走るためや足音を少なくするためなどの理由で退化した結果、皆さんが膝だと思っている場所にかかとがくるくらいつま先立ちをする様になったのです。
しかし人は二足歩行に加え頭が重く重心の安定のためにはかかとがしっかりとついていなければ安定しません。ヒールを高くすることは安定性を犠牲に脚線美を追求した姿と言えるかもしれませんね。ではヒール全般が悪いかと言うと実はそうでもないんです。
適度な角度でかかとが上がると一部靭帯の負担が軽くなる構造になったりすることもあり、接骨院などの処置で実際ヒールアップするという処方もあったりします。
適度、と言うのは中々難しい言葉ですが個人的に推奨している高さは3センチから5センチがいいのではと思います。これより高くなるとつま先の方へ体重がのるので外反母趾など指の変形や巻き爪の原因になる事もあるので注意が必要です。
結婚式やドレスに合うヒールは高さが余りなくてもかかとの角度が急に上がる靴もあったりしますので、そう言った場合は多少荷物になっても会場近くで履き直すのが足には優しいのだと思います。構造上、段差に弱い靴なので階段が多い場所でも足の負担を考えてあげるとありがたいです。
女性のおしゃれは靴からが基本。特に春来たりて露出多い季節です。「おしゃれに気をまわしたい」そんな時、少しだけご自身の足にも気をまわしていただけると何よりです。
今回は女性には聞き飽きた内容になってしまったかもしれませんが、改めての警鐘を込めて書かせていただきました。それくらい時間が経ってから足で困る方を見てきたと言うのも事実ですが、せっかくのおしゃれはやはり笑顔でいてほしいので。皆さん笑顔もおしゃれの一部ですよ~。
駄文失礼しました。